会社ブログ

最高のパフォーマンスを生むための、ソニックガーデンの仕事環境〜開発の進め方と技術スタック

ソニックガーデンでは、変化し続けるビジネスとテクノロジーの世界で、最高のパフォーマンスを発揮できる環境を追求しています。技術面だけでなく、ビジネスモデルや開発の進め方も、パフォーマンスにつながるよう整えています。

「納品のない受託開発」の開発の進め方

ソニックガーデンのソフトウェア開発者の仕事は、一般的な受託開発とは一線を画します。

全体像:ソニックガーデンの開発の流れ

いわゆるウォーターフォール型開発の進め方は、例えば数ヶ月かけて要件定義から開発、納品までが段階的に進み、完成したものを顧客に手渡す、といったプロセスをたどります。
しかし、ソニックガーデンでは「納品」による完成を目指さず、お客様の事業成長に深くコミットし、まるで内製の開発部門のように継続的にソフトウェアを育てていくことを目指します。

  • ・ 無料相談から契約まで: 最初は顧客の課題をヒアリングし、信頼関係を築きながら、長期的なパートナーとしての関係を構築します。
  • ・ 毎週の定例ミーティング: 契約を経て実際に案件が始まると、お客様の事業の責任者とソフトウェア開発者が毎週定例ミーティングをして、そのたびにお客さまのビジネスの現状を確認し、それにあわせて次週までに何を作るかを決めます。基本的には毎週それを繰り返し、事業の成長に合わせてソフトウェアを育て続け、「完成」ではなく「継続的な価値提供」を追求します。

開発プロセスと思想

ソニックガーデンの開発は、顧客との対話から始まり、計画、実装、リリース、そして「ふりかえり」までを継続的に繰り返すサイクルで回っています。

  • ・ チーム体制: 1つのプロジェクトは少数精鋭で構成され、一人ひとりの裁量が非常に大きいのが特徴です。また、「親方」と「弟子」という独特の徒弟制度を通じて、技術力だけでなく、人間的な成長も支援します。
  • ・ ドキュメント化と自動化: 設計思想をドキュメントに残す文化があり、また自動化を徹底することで、本質的な課題解決に集中できる環境を整えています。
  • ・ 顧客への「宿題」: 顧客を単なる「お客様」ではなく、共に良いものを作る「ワンチーム」と捉えているため、時には開発に必要な情報を顧客に「宿題」としてお願いすることもあります。

納品のない受託開発を支える技術スタック

ソニックガーデンは、多岐にわたる技術スタックを駆使して「納品のない受託開発」を実現しています。

私たちが日々の開発で活用している主要な技術をご紹介します。

言語/フレームワーク

Ruby on Railsを基本とすることで、社内のノウハウ蓄積や、コードレビューや助け合いをしやすくしています。また、共通インフラの設計から運用までをシンプルにする効果もあります。
フロントエンドは、プロジェクトの要件に応じて最適なフレームワークを選択し、モダンなWebアプリケーションを構築しています。
TypeScript/JavaScript系でVue.js、React、Nuxt.js、Next.jsを活用。モバイルアプリ開発では、Kotlin、Dart、Swift、ReactNative、Flutterを扱っています。業務アプリにはkintoneも活用しています。

インフラ

ソニックガーデンのインフラは、自動化と運用のスピードが特徴です。
案件を担当するソフトウェア開発者は、インフラも自ら責任を持って運用する必要がありますが、その過程は自動化と共通化が進んでおり、会社全体では数十件に及ぶ案件のインフラを常に管理していますが、インフラ専任の担当者が1人だけいて、後は各案件の担当者が運用しています。

  • ・ IaC (Infrastructure as Code):多くの案件のインフラを効率良く扱えるようにコードで管理しています。新しい案件の環境を迅速に立ち上げることができ、全体の保守も容易になっています。
  • ・ 高速CI/CD: GitHub Actions、CircleCI、CodePipeline、CodeBuild、Cloud Buildといったツールを組み合わせ、毎週、平日日中に本番環境へのリリースをダウンタイムなしで実行しています。
  • ・ スケーラビリティ:AWSやGoogle Cloudを基盤としてオートスケーリングも最大限に活用していることで、高負荷なアクセスがあっても安定的なサービスを実現しています。

最高のパフォーマンスを発揮できる開発環境

ソフトウェア開発者が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、ソニックガーデンでは快適で効率的な開発環境を提供しています。

  • ・ 開発マシンとツール: 開発マシンはMacが主流ですが、個人の選択も尊重されます。ただし、見習いの「弟子」は「親方」の流儀に合わせ、エディタ等ツールを統一することもあります。 また、ワークプレイスに昇降デスクや高機能オフィスチェアを備えているのはもちろん、リモートワークを行う場合にも、ポイント制のレンタルサービスで自宅のデスク環境を整えられるようにしています。
  • ・ AI開発支援: 開発者の生産性向上と創造性向上のため、GitHub CopilotやClaude Code、GeminiなどのAIツールを積極的に活用しています。GitHub Actionsを通じてClaudeを活用し、AIが自動でコードレビューを実施することで、より質の高いコードを迅速に書くことを目指しています。

これらの技術的要素とそれを支えるユニークな文化が融合することで、ソニックガーデンはエンジニアにとって働きやすく、技術力を高めやすい、他に類を見ない仕事環境を実現しています。

ソニックガーデン採用TOPはこちら

この記事を共有する